JapanCup第28回全日本軽量級選手権 試合レポート
◇◇第28回全日本軽量級選手権 男子エイト&舵手なしペア優勝!◇◇
※軽量級とは男子が漕手平均70㎏以下(最大72.5㎏以下)、女子が漕手平均57㎏以下(最大59㎏以下)で争われるカテゴリーで、オリンピックには1996年アトランタ大会から加えられました。これ以外をオープン、ヘビー、重量級とか呼称しています。 |
男子エイト4年振り2度目の優勝!「内閣総理大臣杯」獲得
全日本選手権4連覇メンバーからオープンの上條と欧州遠征中の久保が抜け、新人の長﨑と湊を加えての挑戦。JapanCupと銘打たれ海外からの参加クルーも参加し例年になく盛り上がりを見せた。レースでは日本チャンピオンチームの力を見せつけ予選からトップタイムをマークし準決勝そして決勝へ進出した。今大会ではダブルエントリーが認められていることもあり、エイトのメンバーは他にも舵手なしペアとダブルスカルにもエントリーし、最終日はそれぞれの準決勝と決勝で計4レース行う超ハード日程。極度の疲労が残る中、終盤でさすがに疲れたが全日本選手権エイト4連覇チームの意地を見せ4年振り2度目の優勝を飾った。長﨑と湊は初めてのビッグタイトル獲得となった。
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男子舵手なしペア 3年振り4度目の優勝
「どこまで追い込めるか」を科したエイトとのダブルエントリー。主将・中尾と新人・長﨑が組んだ。舵手なしフォアで出場したヘンレーから帰国したばかりで不安もあったが、予選でトップタイムをたたき出し最終日の準決勝・決勝へ臨んだ。決勝では強豪・中部電力が相手、しかも直前のエイト準決勝の疲労が残るレース。その影響もあり序盤出遅れたものの中盤で相手を捕らえ徐々に引き離しての勝利。3年振り4度目の優勝を飾った。またダブルエントリーでの2種目優勝は大会史上初の快挙となった。
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女子ダブルスカル 健闘4位!
今シーズンの女子ダブルスカルはすべてのレースで決勝に進出し今大会も優勝候補に上げられていた。決勝は全日本選手権覇者・早稲田大学と中部電力、相手にとって不足無し。
優勝を狙い積極的にレースをしかけるも硬さからリズムを崩し序盤から苦しい展開となり4位でゴール。反省の残るレースとなったが気持ちは次週・全日本社会人選手権に向けられている。
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男子ダブルスカル 5位入賞
これも「どこまで追い込めるか」を科したエイトとのダブルエントリー。スカルのスペシャリスト・光岡と新人・湊が組んだ。予選は順調に通過するも準決勝で瀬田漕艇クラブとの大激戦に敗れ決勝進出を逃してしまった。順位決定戦では意地を見せ1着でゴールし5位となり上位進出のチャンスがあっただけに悔しさの残る試合となった。しかし2人のコンビネーションも日に日に向上し、とくに湊にとっては今後につながる価値ある5位入賞となった。
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女子シングルスカル 奥平準決勝に散る
日本代表クラスがほとんど顔を揃え苦戦を強いられた。予選は順調に終えて準決勝に臨んだが内山、青山の実力者と当たることとなった。前半はアタックしたもののレンジが短くなり中盤で敗退色が濃厚となってしまった。次週全日本社会人選手権での奮闘を期待したい。
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